2020年の読了書籍、まとめ。
今年読んだ書籍から特に思入れのあるものをピックアップしました。
※画像は読書メーターのスクショを貼り付けています
一冊完結 ベスト3
今年読んだ一冊完結の読みきり作品の中で良かったものを3つ紹介。
① 漫画:宮崎夏次系『僕は問題ありません』
今年出会った作家さん、宮崎夏次系さん。この『僕は問題ありません』の他にも『夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない』という漫画も読みました。どちらも短編集で、めちゃくちゃ良いです。シビアでシュールなメルヘン。宮崎夏次系さん、集めたいと思います。
② 小説:綾瀬まる『朝が来るまでそばにいる』
短編集。この小説は良かった!!!表紙に惹かれて購入したのですが、これはいい買い物をした〜。綾瀬まるさんは初めて読みました。全編を通してじっとりしたグロテスクな気味悪さがあるので、読む人を選ぶ小説かもしれないですが、僕は好きでした。モデルの男の子とカメラマンの女の子の話が一番好きだった。読み返したい。
③ 小説:大谷晶『完璧じゃない、あたしたち』
短編集。短編というよりショートショートという感じかな?女の子をモチーフにした短い話がたくさん入っています。 文章が上手……て、そりゃ小説家なんだから当たり前かもしれないけど、言い回しが爽快で楽しく読めたと思います。ファンタジーぽいものも多くて好みでした。
続刊漫画:読み始め ベスト5
今年読み始めた連続作品から良かったものを5つ紹介。
① 田中靖規『サマータイムレンダ』
こりゃすげ〜!個人的な「この漫画がすごい」にランクインって感じです。ジャンルとしてはホラーサスペンスでしょうか。まだ続いているし、発売されているものも途中までしか読んでないのですが、とても良い。少しずつ明らかになる謎とハラハラドキドキな緊張感ある展開。タイムトラベルというのかな、時間を戻って繰り返しやり直して敵の正体に迫っていくストーリーなので、時間を置かずに一気にまとめて読むのがオススメ。
② 灰原薬『とかげ』
中古ショップをふらふらして出会いました。もう完結してるのかな〜。まだ1巻しか読んでないのだけど、とても良かった。絵が上手。好きです。
③ チョモラン『あの人の胃には僕が足りない』
ツイッターで1話を公開していたものを見かけたのをきっかけに知った漫画。1話が良かったのでコミックを購入してみたら、全部良かった。俺得フェチの詰め合わせみたいな漫画。
④ 泉一聞『テンジュの国』
中古ショップで出会って、後日書店でまとめ買いしました。全5巻。全部集めたけどまだ3巻くらいまでしか読んでません(←積読常習犯)。薬屋さんの話です。ほっこりまったり。
⑤ 武梨えり『ニジとクロ』
なんだかよく分からないけど可愛い予感がして買ってみた漫画。正解、可愛いかった。言葉を話せる謎の希少動物を拾い、戸惑いながらも飼育していく話。可愛かったし面白かった。
続刊漫画:完結 ベスト5
今年読み終えた完結連続作品から良かったものを5つ紹介。
① 空知英秋『銀魂』
2021年1月の映画公開に先立ち、年内に読み終えたかった銀魂、ついに完結。さすが、空知先生、上手に拾い上げてまとめ上げていらっしゃる。銀魂を読み終わってしまった寂しさよ…。空知先生も「もう昔の銀魂には戻れない」と書かれていたけど、読み終えて一番感じたのはそれで、将軍暗殺篇以前の銀魂にはもう戻れないんだ…という寂しさ。読み終えて嬉し悲しい。
② 石田スイ『東京喰種』
「東京喰種」「東京喰種:re 」ついに読み終えました。最後は「ええ〜!?なんじゃこりゃ」っていうトンデモ展開になり、最終的に「だいたい丸く収まりました」という感じの終わり方でした。完全に不穏分子がなくなるわけじゃないところが「世界」って感じで良かったけど、ちょっと急に穏やかに収まりすぎな感じがしないでもない…が、壮大なストーリーだからこう収めるしかあるまい、という感じも分かる。とりあえずトーカちゃんが可愛いQED
③ 長門知大『将来的に死んでくれ』
ある日、カラオケのテレビに映ったコマーシャルをきっかけに出会った漫画。カラオケからの帰り道、その足で本屋に向かったのを覚えています。僕は割とまとめ買いしてまとめ読みすることが多いんですが、珍しく最後まで新刊の発売を心待ちにして連れ添うことができた漫画です。非常に明るく下品なラブコメ。終わり方も「らしく」て良かった。大満足。
④ 黒崎みのり『バディゴ!』
僕がりぼん沼に落とした従妹から逆輸入的に貸してもらって読み終えた漫画です。「踊ってみた動画」という時勢ネタの漫画で、りぼんはちょいちょい時勢ネタの漫画を連載するけど結構こけることが多いので、黒崎みのりさん好きだけどどうかなぁと心配していたんですが、なんのその。ダンスと恋愛、二足の草鞋を最後までしっかり踏みしめてゴールを駆け抜けてくれた漫画でした。
⑤ oimo『オゲハ』
これぞ「キモかわいい」。虫的な気持ち悪い要素もあるので 虫が苦手な人は無理かもしれないけど、可愛いよオゲハ。分かりにくい主人公がめちゃくちゃ分かりにくいところも良い。最終巻の3巻が手に入らなくて(転売ヤーに対して)キレそうになっていたのですが(ていうかキレてた)、たまたま中古ショップで発見できて良かったです…ほんとに…。
BL漫画 ベスト10
今年読み終えたBL漫画で良かったものを10個紹介。
BLなので、苦手な人はご注意ください。内容も内容なのでコメントもコメントです。
① こふで『べな』
見世物屋に捕らえられた鬼の「べな」。表紙からもお分かりいただけるように時代も時代なのでえもえもです。べなが最初は言葉を話せないところとか、ほら…いいよ…。人外好きにはたまらんやつです、これ。
② あおのなち『テオ -THEO-』
あ、またしても人外 。これは鬼というか神というか…神か。神とその使用人の話です。切ない。最後まで読んでも切ない。ハッピーエンドなのに拭えない切なさがべったり張り付いて悲しい。テオをイメージしながら米津玄師の「カナリヤ」を聞くと涙が出ちゃうよ。
③ amco『紺碧セレンディピティ』
良かったのは覚えているんだけど読んだのがだいぶ前なので細かいところが思い出せない。表紙のイラストから雰囲気分かると思うのですが、個性的な作品です。ストーリーも絵に似合う個性的なストーリーで良かったです。
④ ちみ『僕は星に願った』
これも2020年前半に読んだやつなので細かいこと覚えてないのですが、ジャンルとしては擬似家族モノなのかな…。これも個性的なストーリーだと思います。「親子」だった関係性が時間と成長を経て別の形になっていく様が、僕が今描いている漫画とリンクする部分があって「あ〜わかる、それよそれ、それがえもいのです」となりました。
⑤ 鰺坂こうや『三夜前線』
すごいエロかった!!!えっろ〜ってなるエロさ。エッチシーンが多いという意味ではなく(少ないわけではないが)、めっちゃ好きだった表題作。関係性もキャラもストーリーもすごいよくて、もっといっぱい読みたかった。鯵坂さん、集めたい。
⑥ 三井椿『SMごっこ』
801カフェで読んだ。 すごいSMだった。めっちゃ良かった。こうゆうSMもっと読みたい。続きも商業コミックにしてくれたらいいのに〜。
⑦ 多賀タイラ『メルトアットナイト』
多賀という名前で出版されている『ヤンキーの津田くんは生徒指導の増田先生と仲が悪い』がめちゃめちゃ良かったので、他の本も買おうと思って買った漫画。これも良かった。メインキャラだけじゃなく、周囲のキャラがキャラとしてしっかり成り立っているところが超好き。
⑧ ぴい『ネコにはいぬを』
ふにゃちん好きにオススメ。すばらしい…。
⑨ 橘ミズキ『両想いはちょっと保留で!』
絵が良い、猛烈に。顔が可愛い。全体的にとっても可愛い。可愛い。
⑩ アオヒトヒラ『あいつと俺の「好き」の顛末』
これも可愛いかったやつ。キャラが可愛い。べったべたに甘い。脳内井戸田「アマーーーーーイ 」個人的には「前戯長っ!」のところめっちゃ好き。
おわりに
いかがだったでしょうか。
本当は番組「関ジャム」に習って「僕が選ぶ2020年マイベスト10」として書籍と音楽、それぞれのまとめ記事を作りたいと思ったのですが、全然10個に絞れなかった。枠組みを設けてキリの良い数字に収めるために紹介できなかったものもありました。うぐぅ。
来年以降も年間のまとめを作成していきたいと思いますが、もうちょっと数を絞り込む勇気が持てる方がブログ記事としては締まりがあるなぁと反省しています。ランキング形式にするのもいいかもね。
今年は漫画を三百冊を読むのが目標でしたが達成できませんでした。でも当初思っていたよりは読めたのでオッケー。来年もメキメキ積読を解消していきたいです。笑
おわり