他者がいるところでは安全で平凡な人に擬態して、
一人の時間は変人として過ごしたい、過ごしてみようか…と思った。
「変人になりたい」という表現ではやや語弊があると思うけれど、それくらいの覚悟でないと結局なぁなぁに平凡を装った日々を過ごしてしまいそうだから「変人になるぞ」というパワーのあるワードを自分に向けて使うことで勇気を促す。
「変」というのは別に、特別変わったことをしたいとか、奇を衒うような行動をしたいというわけではなくて、
やりたいと思っていても「でも変と思われるかも」「警戒されるかも」と思ってセーブしてしまっている部分を、「内」と「外」を明確に分けることでリミッターを外せはしないだろうか、という発想。
端的に言えば「人目を気にしない時間を作ろう」ということ。
＊ ＊ ＊
そもそも僕が何をセーブしているのかというと、たとえば、今一番考えているのは服装のこと。
民族衣装とかコスプレっぽい服とか好きで着たいけど、誰かに見せたいというわけじゃないし…。
例えばチャイナ服でスーパーに買い物に行ったら警戒されるかもしれない。
別に僕は他者の心的安心を脅かしたいわけじゃないんだ。
……ならば、家の中で、一人で着たらいいんじゃないか？
その為に空間と時間の確保に尽力してもいいんじゃないか？
「着たいから着る」を実行したい。髪型とかは(ウィックでもない限り)「平凡に擬態する」を想定すると限界があるけど。
とにかく枠からはみ出さないということばかり考えて生きてきたと思う。
とにかく枠からはみ出さないということばかり考えて生きてきたと思う。
だから、実際どの程度「標準」とズレていると警戒されるのかはやったことがないので分からないんだけど、たぶん、自分の振る舞いが普通か普通じゃないか、一番気にしているのは自分自身で、周囲の人は僕がちょっと変わったことしたところでそんなに気にしないだろうし、そもそも多少他人に警戒されたところで不都合がない。
きっとちょっとくらい「変」でも良いんだろうけど、びびりな僕はその経験がないから怖くてできないんだよね。
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僕は現在、家族と同居しているので完全なる一人の時間がない。
自分のための安全地帯、安全な時間を確保しつつ、現時点としては、まず、今現在の生活で外せるリミッターを模索していきたい。
自分のための安全地帯、安全な時間を確保しつつ、現時点としては、まず、今現在の生活で外せるリミッターを模索していきたい。
服以外にも思考とか嗜好とか…自分の内側にあるもの。
いきなり曝け出すのは怖いから、まずはせめてネットから…かな。
受け入れてくれる人が受け入れてくれればいいのだから。
やりたいことやっても大丈夫だ、
自分は自分のままでいいんだ、
っていうことを自分自身が実感していけるように、まずは安全な空間で自分らしく自分がしたいように振る舞っていきたい。少しずつ。
＜おわり＞
