創作投稿サービスの比較表を作ってみました。
比較内容としては
・用途(誰向け?誰得?)
・使用感(機能や投稿上限などの比較)
※ただし自分用なので僕が使っているor興味のあるサービスのみ比較しています。
長くなるので記事を二つに分けます
★後編はこちら
★ちなみに★
いろんな投稿サイト概要を知りたい方には個人的に分かりやすかった「Pixiv以外でも同人作品を発表したいとき」 という記事をオススメします。
投稿サイトから個人サイトまでいろんな概要を把握できます。
★余談ですが★
前述した記事に書かれていた「Raiot」というサービスが気になって検索してみたらアクセス不可能という形でサービス終了してたことが分かりました。→参考Webページ
管理者は「質問箱」の開発者らしいのですが、無責任なサ終の話に苦い気持ちになりました(´◦ω◦`)
確かにユーザーはあくまで使わせていただいている立場ではありますが、ユーザーを考慮してくれない運営方針だと使う気なくなっちゃいますよね。
個人的には運営さんがフレンドリーに呼びかけてくれたりレスポンスをくれるサービスだと安心感があって長く使いたいと感じます。
<用途別比較表>
<気になるエロと版権の処遇>
健全オリジナルは基本どこに置いても大丈夫だけど、問題はアダルトと二次創作ですよね。
どこのサイトも概ね利用規約上では、知的財産権(著作権等)の侵害を禁止しているし、わいせつや児童ポルノ等も禁止しています。
…が、利用規約で禁止してても二次創作やエロ絵が投稿されてたりするから免責のために利用規約に書いてるのか「ガチでBANするぞ」なのか判断が難しい(((
利用規約の他にガイドラインを設置してくれているところもありますが、そのガイドラインも難しい言葉で書いて濁しているところもあれば、分かりやすく「これはNG」とか「ここまではOK」って示してくれてるものもあって千差万別。
個人的には分かりやすく端的にガイドしてくれているサービスの方が安心して使いやすいなぁと思います。
今回比較した10種類のサービスのうち、明確に二次創作とアダルトを禁止していたのはマンガハックとpibでした。マンガノは分かりやすい言葉では言っていないけどおそらくマンガハック同様、アダルトと二次創作はNGと思われます。
腐向け特化サービスのpictBLandとホルネはアダルトOK・ただし無修正NGとのことでした。
pixiv、GALLERIA、ポイピク、foriioに関してはR18設定ができるのでアダルトNGということではないと思うのですが、具体的なガイドラインが無いためアダルトも二次創作も詳しいことは曖昧です。各々考えて適宜自重しろということでしょう。
※piaproはエロ系の絵(R18というほどでもない?)を投げている人がゼロというわけではないけど、かなり少ないしおそらく需要もないのでリスクを冒してpiaproで成人向けを流すメリットがなさそうなので表では「×」にしています。
今回いろんなガイドラインを見てみた結果、pictBLandとホルネのガイドに従ってノリなりモザイクなりをかけておくのが無難かな…と思いました。おそらく無修正はどこでもやばい。
<誰向け?>
以下、サービスごとの概要等。個人的な体感も含めて
<総括:一言で言うと>
華やかに創作したいならpixiv
地味な創作活動が好みならGALLERIA
らくがきや進捗はポイピク
倉庫(ポートフォリオ)ならforiio
オリジナルイラストの放流はpib
ボカロ系創作はpiapro
腐向けかつ女体化も好きならpictBLand
腐向けで管理者との距離が近いサイトが好きorたぎりたい(?)ならホルネ
強いて言えば商業思考の漫画家はマンガノ
同人誌公の漫画家はマンガハック
【ピクシブ】
二次創作エロが伸びやすいと聞くが、“オリジナル作品”設定ができるしオリジナルが弱いわけじゃない…イメージ的にはコミケ的な?
とにかく神絵師多し、圧倒的ユーザー数。
サンプルやお品書き投稿も多く、体感的には投稿作品も運営方針も商業(稼ぐ創作)寄りの印象。
イラスト/漫画/小説、どれも投稿UIが整備され、作品数も多く閲覧者も多い。
ランキングは猛者ばかりで新着数も多く偶然発掘される見込みは少ないが、タグとサムネを活用することでニッチなジャンルでも検索から発掘してもらえる可能性があるらしいヨ。
R18設定もあり何かと便利。
サーバーもでかいし総合投稿サービスとしては圧倒的強さを誇っている。
【ギャレリア】
ピクシブ同様、総合投稿サイト的なUIだが、イラスト系の投稿が多い印象。
漫画に関しては投稿方法がまだβ版ということもあるかも?
UIデザインや投稿作品も含め、全体的にpixivに比べてアマチュア感がある。ユーザーが少なく、ランキングが生きてるのかも微妙なくらい、新着全部を追える程度の投稿数。
公開範囲やライセンス設定もできるので、創作で儲けるつもりがなくpixivの猛者感に怯んでしまう細々やっていきたい民に良さそう。
人気のタグが「オリジナル」「創作」「オリキャラ」…と並んでいるのでどちらかと言うとメインユーザーは一次創作寄りかもしれない。
【ポイピク】
“気軽にポイポイ投稿”というスタンスに基づき、らくがき、進捗、供養…など多彩な言い訳カテゴリがあって未完成の作品やらくがきを投稿しやすい。
新着の他/ホット/話題/ランダム表示などがあるがランキング機能はなく、充実した定期ツイート機能があり、ポイピク内での閲覧・交流というよりは基本はTwitterと合わせて使う設計。
ワンクッション機能も豊富で、匿名絵文字リアクション、こっそりフォローなど、「見せたいけど見せたくない」を叶えるサービス。
【ピアプロ】
ボカロ系創作“協業”サイト。
投稿された音楽/イラスト/テキスト(歌詞とか)/3Dモデル作品を使ったり使われたりする場所。ダウンロード前提のため、ライセンス機能が充実している。
投稿内容は基本ボカロ系かオリジナル。ボカロ系の創作に関わりたい人は使うと良いサイトだと思う。
【フォリオ】
ポートフォリオサイトのため、一応“ピックアップ”紹介機能はあるが、無料会員は5人/5作品しか“お気に入り”できないし、基本は自身でリンクで引っ張って来て見せる作品倉庫(ポートフォリオ)。
有料会員になるとPDF書き出し機能も使え、アナログなプレゼンテーション資料作成としても使えるらしい。
投稿サイトとは別に倉庫欲しい人にオススメ、シャレてて使いやすい。
ガイドで詳しくは触れられていないけど成人向けコンテンツ設定ができるのでアダルトNGということではないらしい。
【ピブ】
“瓶に詰め海に流す”コンセプトの、オリジナルイラスト専用のイラストアプリ
(アダルト・二次創作はNG)
PCからも投稿はできる。
ランダム表示されるイラストをスキップ/アーカイブを選択して好みのイラストを集めることで好みのイラストが流れて来やすくなる。
コレクション機能で好みのイラストを自慢(アプリ内共有)したり、マイルームを公開してポートフォリオとして使うこともできるらしい。
ランキングや新着がない、穏やかな世界。
【マンガノ】
わいせつ表現や過度なグロは禁止、はっきり明記されているわけではないけど基本はオリジナル向けと思われる。プロアマ問わず、“マンガ家”のための作品置き場という印象。集英社と組んでいることもあって商業漫画への足がけ感がなくはない。
こうゆうサイトは他にもあるから商業も視野に入れて漫画公開したい人はマンガノにこだわる必要はないと思うけど、強いて言えばUIがシンプルでオシャン(当方がはてブロユーザーゆえ使ってみてるだけ)
【マンガハック】
漫画投稿サイト。アダルト、二次創作、過度のグロは禁止。
作品ページで「キャラ紹介」ができ、マンガノに比べると若干アマチュア感が強いかもしれない。ちなみに連携したお仕事紹介サービスや電子書籍化サービスがある。
作家向けヘルプが見やすい。
【ピクトブランド】
BL専用イラスト&小説SNS(腐る向け投稿サイト)。
作品の主軸がBLなら女体化も女性目線ストーリーもOK、エロOK(無修正はNG)。
漫画を投稿できないわけじゃないけど基本はイラストと小説投稿に向けた設計。
オリジナル作品の投稿もけっこう多いみたい…?
ちなみに、百合専用にはpictGLand、ヘテロものはpictMalFemというサイトがある。
【ホルネ】
ピクトブランド同様、BL専用イラスト&小説SNS(腐る向け投稿サイト)。
エロOK(無修正NG)、女体化であっても女体のみ作品はNG。
オリジナルも二次創作もあるっぽい。
これも漫画を投稿できないわけじゃないけど基本はイラストと小説投稿に向けた設計。
ニジエっていうエロイラストサイト(?)と同じ系列で、サイト登録自体が18歳以上。ガイドラインがわかりやすい。
ホルネってサイト名とかヨガルくんというキャラがいたりとか、たぎったボタンとか、なかなかすごいネーミングで楽しい。
<後編へ続く>