名前のない生活

何者でもない僕のなんてことない日々

創作投稿サービス10種比較(後編)

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前編では用途と概要をまとめました。

後編では詳細機能などを比較して使用感を見ていきます

 

★前編の記事はこちら

himetena.hatenablog.com

 

 

 

 

 

<機能詳細表>

情報量が多くて見づらいので表を二つに分けました

ひとつめ↓

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使用感について

 

ピクシブ

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一度の投稿上限が合計200MBはすごい、pixivサーバー半端ねぇ。

でかい絵を何も考えずそのまま投げても受け止めてくれる包容力

 

たぶんサムネ表示の時は適度に圧縮かけてくれてるぽいのでくそでかデータでも閲覧しやすい

満遍なく基本的な「あったらいいな」的な機能は揃っている気がする。圧倒的便利さ。

 

猛者揃いの戦場なのでそこで戦おうとするとおそらくメンタルがやられるが、戦おうとせず細々とマイペースに使っていくには良さそう。

とにかくユーザーが多く母数がでかいのでニッチなフェチがある人は逆にワンチャンあるかもしれない。

 

投稿後の画像の編集がプレミアム機能なのが他サイトに比べて厳しいと思うけど、これだけの機能使わせてくれてるんだから金払えって話に納得せざるを得ない。

 

 

【ギャレリア】

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投稿機能・UIとしてはpixivと同じ総合系だけど、pixivとはサーバー強度とユーザー母数が大きく異なる。“小さく”創作したい人はpixivよりギャレリアの方が居心地がいいかもしれない。

 

1度の投稿が合計50MBまでなのでpixivに多い“まとめ”系投稿(ツイログとか)は向かないと思う。

おそらく圧縮をかけないせいかサムネ画像がぼやけて不鮮明なのが気になる。

 

とはいえ、マイカテゴリ機能や自動削除コマンド、ライセンス表示や自動削除定期ツイートなどpixivにはない機能がとても魅力的(特許出願中らしいよ)。

 

 

【ポイピク】

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言い訳して投げたいならポイピク一択。

 

運営が同じなら“ワンクッション”投稿や投げ銭リクエスト、ポチ袋機能はギャレリアにも取り入れてくれて良いんじゃないだろうかと思う。

 

運営の雰囲気がポイピク推しなので、ぽいぽい系のポイピクと、ギャラリー系のギャレリアで、それぞれコンセプトを生かして相乗的に進化していってくれたら最高。

 

 

ピアプロ

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ボカロ系でコラボしたいならピアプロ一択。

 

すごく便利なので、ボカロ系に限らず、フリー素材サイトとはちょっと違う、創作者同士での非営利目的協業サイトがあったら良いのにと思う。あったら教えて…。

 

ピアプロ投稿は1ファイルごとしか投稿できないのでバージョン違いや差分が投稿には不便。zipファイルにしろということなのか? なぜ関連ファイルはPNG形式に対応していないのか。

 

フォリオ

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ポートフォリオを探しているなら個人的にフォリオがオススメ。

「イラスト ポートフォリオ オススメ」とかで検索するとあらゆるまとめ記事がヒットするけど、僕が見た中ではforiioを紹介している記事はなかった気がする。自力で検索にヒットしてきたのがforiio。

 

シンプルかつ使いやすいデザイン

基本的な「あったらいいな」にも行き届いていると思うしとても好きだけど

 

強いて言えば文字書き系のポートフォリオにも使えるようにテキスト投稿機能があると他の追随を許さない最強ポートフォリオサイトになるんじゃないかと思う。

(画像の複数枚投稿ができるのでマンガの保管庫としてはまぁまぁ。不可能ではない。)

 

 

 

<ふたつめの機能詳細比較表↓>

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こうしてみると、イラスト・漫画・小説、すべての登校に備えているサービスは少ないということが分かる…。

 

 

 

【ピブ】

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ちょっと変わり種のイラスト投稿サービス。

“即時性のある評価”に疲れた人にオススメ。

 

Twitterとか投稿サイトに投稿するとTLや新着から「流れ去って消えてゆく」悲しさを感じるけど、pibは誰にいつどう流れ着くか分からないので即時レスポンスにヤキモキすることもないし、描き手としても受け手としても流行り廃りに左右されないので穏やかな心境で使える。

オリジナル作品に限っているところも良い。

 

無料アカウントのアーカイブ上限が300枚で端末保存もスクショもNGなのが描き手としては作品を大切にしてくれてる感があって安心だけど受け手としてはちとシビア。

コレクション機能は戦利品を自慢したいオタクの習性に適した機能だと思う。

 

 

【マンガノ】

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漫画に紐づけたイラストが投稿できるのは便利。

1枚200MBまでで上限200枚は強いが漫画投稿の画像サイズを統一しないといけないのは若干めんどくさい。この形式からしても商業志向向けなのかなと思う。

片手間でやると言うよりはガッツリ“ちゃんと漫画”を置く場所ぽい。

マイルドなコメントだけを受け付ける「やわらかコメント」機能は豆腐メンタルマンとしては素晴らしい機能だと思う。

 

 

【マンガハック】

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漫画に紐づけたイラストが投稿できるし、それとは別にキャラクター紹介スペースもある。マンガノよりは同人寄りの感じがして気安い

注意喚起カテゴリがあるのでガイドライン的に微妙なやつを投稿するときにもちょっと安心して投稿できるかもしれない。

 

 

【ピクトブランド】

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公開範囲設定やタグ避けができるので成人向けコンテンツやナマモノ系創作には安心感があると思う…が、性別で分けるのめんどくさいからpictBLandとpictGLandとpictMalFemを統合したサイトを作って欲しい。

 

 

【ホルネ】

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ピクトブランド同様、公開範囲設定やタグ避けができるので成人向けコンテンツやナマモノ系創作には安心感がある。加えてサイト自体がR18なので「あとはご自身の判断で」ができる安心感。

 

管理者のテンションとかネーミングセンスが好きで使いたくなるけど、機能としては表記にブレがあるのが気になるし、シリーズ設定ができないぽいからストーリー系をアップするにはどうだろうかという懸念。痒いところに手が届かない感があるかもしれない。

 

ところで、ピクトブランドもホルネもBL漫画投稿にも対応して欲しい。画像多くなるとサーバー負担の問題があるのかな?

 

 

 

 

<まとめ>

一覧表にまとめあげるの結構大変だったんですけど、これだけ並べて見て結局

pixiv、最強

っていう結論に至ってしまう虚しさよ…。

すごいよ、財力を感じる。

 

まぁでもこうやって真面目に比較して見た結果「なんやかんやでとりあえずピクシブ」っていう結論に至った経緯があることで、今後ピクシブUIが多少改悪されたところで「されどいたしかたねぇ」って受容できるようになる…ということもあるかもしれない。

 

 

 

<さいごに>

今まで僕は健全オリジナル中心にやって来たのでどのサービスを使っても大丈夫なんですが、たまに描く二次創作の置き場に困っていました。どれだけ敬意があろうと愛があろうと結局は権利の侵害してるの知ってるからまぁ冷や冷やするよね…。

それと最近は小説やアダルトにも手を出そうと思っているのでガイドラインどうだったかな?どこにどう置くのが良いか?とか考えてたら分からなくなってきたので、まとめ表を作成してみたのです。

 

細々としたサービスは何かに特化しているものが多いので、曖昧なポジションをとりがちでめんどくさがりの僕には「とりあえずなんでも置けるpixiv」がなんやかんやで適しているのかなと思いました。小説投稿サイトも調べてみても良いかもね。

 

当面はとりあえずpixivに置きつつ、他の特化型サイトにも「試しに置いてみようかな」くらいの感覚で置いてみるのも良いのかなと思います。

どのサービスであろうと一箇所に依存するリスクはあるので、リスク分散のためにも複数のサイトを節操なく使っていくというのもひとつの方法かもしれません。アカウント管理めんどくさいけどね。

 

あとどのサービスでもアダルトと二次創作は利用規約的には黒に近いグレーゾンで、ただ目を瞑ってくれてるだけの部分が大きいから、やっぱりBANの恐怖回避のためには令和になっても砦は個人サイトだな、と再認識しました。

自分がルールの国を作るというの手。手間はかかるけど。

 

 

<おわり>