名前のない生活

何者でもない僕のなんてことない日々

3億円と片付け

片付けできないなりきに生きるしかあるまい。3億あれば困らないのに。

片付けられない人が片付けられように模索している途中経過報告。

 

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「片付けしなくちゃ」ってずーっと言ってる人生の人、🙋‍♂️ハーイ

 

片付けができないんです。

状況的には『片付けられない女たち』という本に描かれている状態と全くと言っていいほど同じ。『片付けられない女たち』という本は注意欠陥障害の女性について書かれた本だから、まぁ、そういうことなのかもしれないけど、私は診断受けてないのでわからんほい。

 

なんにせよ、「異常に片付けられない」人は、一般的な片付けの方法では永遠に片付けられない。混乱しちゃうという点が解消されていないので。なので別の方法を試行錯誤するしかない…と思うようになりました。

 

私が今の所行き着いている方法としては

●隠す収納はあきらめる(しまい込むと忘れて、探すときに注意が逸れて結果的にあちこち散らかすことになるから。)

●ラベリングする(ラベリングしないと忘れて混乱して同上で散らかる。)

●カテゴライズをしない(情報のグループ化ができないので、カテゴライズに基づいて収納するのを諦める。細かく分類してラベリングする。例えば、「文房具」とカテゴライズするのではなく「はさみ」「のり」「シャーペン」「消しゴム」など細かく分類して、それぞれ収納箇所にラベリングする。)

何個でも所有して良いので使う場所に置く(たとえばハサミなど、キッチンにも部屋にも筆箱の中にもあれば3個所有することになるけど使う場所にしまう場所を作っておけば3個所有してそれぞれの箇所に設置するのがベスト。注意欠陥による「片付け忘れる」を防ぐ。)

など…

 

いずれも、

●収納したことを「忘れる」、作業後に収納することを「忘れる」など、「忘れる」前提での収納、忘れても常に把握し直せる状況を目指して収納する。

●収納時に混乱しないように考えず1動作で定位置に戻せることを前提で収納する。

…という目的に基づいてます。

 

で、現在、その方法で片付けをし始めて、一部は前よりスムーズに収納できるようになったので効果抜群だったのですが、「これはどこにしまえばいいんだろう(混乱)」というものがたくさんあって、それはまだ散らかってる…。

 

全部ラベリングして小さな引き出しをたくさん用意できたら困らないんですが、物理的に棚の数が足りず、どうしてもカテゴライズせざるを得ない…。カテゴライズが必要になるとどうしても混乱しちゃうんですよね…。ぐぅ。

 

物が多すぎるのもいけないので、処分が必要だけど、その情報整理が難しい。なにせ、『片付けられない女たち』は優先順位をつけるのが一番苦手なことのひとつなんだから…。

 

あと、物が捨てられないのは不安があるからです。「捨てれば良いじゃん」って言って捨てられるなら苦労していない、根強くひねくれた問題があるのです。

 

捨てるために分類する、そのためには何か基準が必要。一般的な「いるか・いらないか」の基準では分類ができないので…、捨てるものを分類するひとつの段階として【本当は捨てたいBOX】を作ってみました

 

【本当は捨てたいBOX】があると、「まだ使えるから」とか「もらったものだから」とか「せっかく買ったんだし」とか「ちょうど良いサイズだから何かに使えるかも」みたいな理由で渋っていたものを【本当は捨てたいBOX】に入れておけばOK

BOXを作る前より作った後の方が比較的混乱せず分類作業ができるようになりました。

 

【本当は捨てたいBOX】で一段階経ることで、処分しやすくなりました。勿体無いと思っていたものでも、【本当は捨てたいBOX】の中はだいたいガラクタなので、その中でより一層ガラクタらしいガラクタはゴミ袋に入れることができます。徐々に分別。

 

ここまでがこれまでの話。ここから本日の出来事。

【本当は捨てたいBOX】を設置する前から【どこにしまえばいいかわからないBOX】を作っていたのだけど、溢れかえる…。混乱するからとにかくそこに入れちゃう。(くりかえすけれど、カテゴライズをしない収納を作ればこんな混乱はおさらばなの、ほんとうは!)

 

【どこにしまえばいいかわからないBOX】の中身を分類するために新しく【捨ててもいいBOX】を作りました。これは、捨てても良いし捨てなくても良いものを入れる箱。

「どこにしまえばいいかわからない」の中に、「必要だけど収納場所がわからないもの」と、「必要か必要じゃないかわからないもの」「気に入ってて捨てたいわけじゃないもの」があったので、それを分類するために【捨ててもいいBOX】を作りました。

 

必要なものは【捨ててもいいBOX】には入れられないので【どこにしまえばいいかわからないBOX】に残ることになります。ある程度選別されるので収納場所を探すこともできるかな、と思ってます。

 

【捨ててもいいBOX】を作ったらまた少し分別が捗りました。【捨ててもいいBOX】があることで、「捨ててはいけないもの」を「捨ててはいけないもの」だと認識できるようになったので混乱が減ったんだと思います。

 

あと、「捨ててもいいかどうか」を判断するときに「もし私が3億円もっていたら」と考えるとわかりやすかった。生涯賃金。これは混乱の部分よりは不安の部分に効果がある方法だと思いました。

私は宝くじで3億円当たったら「月々15万円ずつおろして12万円で生活して3万貯金して年に一回旅行に行く」という理想があるのですが、「その3億円ある状態の私だったらこれは必要かな」と思うとだいたい分別できる。「3億持ってたらこれは捨てるな〜」って、潔く捨てられる。ちょっとしたものなら買い直せばいいし、理想の12万のつつがない生活ではお気に入りのものだけ大切にして生活したいので、その生活に基準を置いたとき、不要なものが明確になる感じがしました。なので3億持ってるテイで片付けをする…。(私はだいたい誰かのお古とかお下がりとか貰い物で生きているので、自分のお気に入りのものは実はかなり少ない。)

 

…と、まぁ、こんなに段階を経ないとものの仕分けができないというのはあほらしいですが、できないのだから人より時間がかかっても、手間がかかっても、「できる方法」でやるしかないのだと思います。

 

片付けたいのにどうしたらいいかわからなくて部屋を文字通り「右往左往」するのは精神的なつらさが大きいので、なるべく混乱しないような方法で頑張って行きたいです。

 

という経過報告。

 

おわり。